緊急事態宣言が発令されました。。
WEB広告においても新型コロナウイルス(COVID-19)の影響が及んでいます。
まずはどんな状況になっているかを整理してみます。
広告のクレジットが助成される
googleは過去1年でアクティブだったアカウントを持つ中小企業を対象に、3億4000万ドル分のクレジットを提供することを表明しています。
参照URL
https://www.fashionsnap.com/article/2020-03-31/google-corona/
今回の取り組みで最も大きな額があてられるのが中小企業向けの救済だ。アクティブなGoogle広告アカウントを持つ全ての中小企業に3億4000万ドル(約367億円)分のクレジットを提供する。
クレジットのノーティフィケーションはGoogle広告アカウントに表示され、クレジットは2020年末までならいつでも広告プラットフォームで使用できる。Googleは「中小企業が顧客とつながるためのコストを軽減できたら」としている。
facebookも、中小企業を対象に広告クレジットを提供することを検討しているようです。(4/7 14:30時点では、日本はまだ検討中)
中小ビジネス助成プログラム
https://www.facebook.com/business/boost/grants
Facebookが事業を展開している30か国以上の最大3万社の適格中小ビジネスが助成金を受けることができます。応募資格は以下のとおりです。
2~50人の社員を雇用している
1年以上、事業を継続している
新型コロナウイルス(COVID-19)の影響によりビジネス上の困難を抱えている
Facebookが事業を展開している地域内または近隣地域に所在する
なぜ支援プログラムを行うのか
つい先日、とあるWEBマーケティングの大先輩の方とお話させていただいたのですが、
広告の効果が出にくくなっているから広告を止める広告主が出てきている。その関係でインプレッション単価が下がっていてインプレッションの在庫があるから、こういった支援プログラムを行うのではないか。
と見ていました。
つまり、チキンレースが始まっているわけですね。
WEB広告の現状
チキンレースがはじまり、広告費の助成がはじまり、インプレッション単価が下がっているということは、
ユーザがWEBに接触する時間が増えていて、広告を出すアカウントが減っている。
しかしユーザがコンバージョン行動を積極的に行わない。
WEBに接触する時間が増えるのは、外に行くことができないから仕方なくyoutubeやfacebookを見るわけです。
しかもお金の使いみちはトイレットペーパーやマスクや日用品にベクトルが向いているので、そりゃあ広告出しても効果でないから出さなくなるよねといった現状であると考えることができます。
どんなWEB広告が効くのか?
人材採用では応募を獲得しづらいですし、旅行やエンタメ系の広告なんかは出しても5/6の緊急事態が終わるまではユーザは動かないわけなので申し込みは期待できません。
先程も書いたとおり、インプレッションは在庫が余っているので、通常時よりライバルは少ないわけです。
発想を逆転させて、広告を出さない理由を考えるより、どういった広告をだせば効果が出るかを考えるべきです。
コンバージョンを目的とした広告より、リードを獲得する広告がいいのかなと思います。
獲得したリードを獲得し、メルマガやLINEでプッシュ型の情報提供を行うことで、見込み客やファンに育成していく方向ですね。
5/6以降にその見込み客にアプローチしてCVを狙っていくような設計はできると思います。
気をつけたいこと
WEB広告は出稿時に必ず広告内容の審査が入ります。
その審査も人の目によって行われる部分もあるため、通常より審査に時間がかかることには注意が必要です。
そもそも今は通常時ではありません。
ABテストなどでアクティブにPDCAを回しても参考にならないし、審査のタイムロスのリスクを回避するためにも広告はなるべくいじらないでおきたいものです。
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