新型コロナウイルスの影響は、様々なイベントに影響を及ぼしています。
大相撲も、3月場所は大阪で無観客開催、5月場所は中止、7月は本来なら名古屋開催だが、東京からの移動を避けるために両国で開催、9月は両国、11月も本来なら福岡開催だが、7月と同様の理由で両国で開催となりました。
更に7月場所においては感染症予防のために、1万人収容の両国国技館を2,500人定員とすると発表されました。
通常、マス席は4人で1つを使いますが、7月場所はこのマス席を1人1マスにするとのこと。しかも料金は一人分。
プロレスや相撲で何度も両国国技館には行ってますが、マス席が狭いんですよね。なにしろ、1.3メートル四方に4人が座るわけなので。
それが1人で使えて、のびのびと観戦できるじゃんということで、早速チケットを購入して行ってきました。
しっかりした感染症対策
専門家からのアドバイスを受けて感染症対策を重ねてきたという通り、感染症対策はしっかりとしていました。
入場時の検温、手指の消毒、携帯用除菌液を渡される、扉は基本的に全て開放など想定できることはすべてできています。
十両の取り組みが終りを迎える15:20頃館内に入りましたが、ロビーはこんな感じ。
↑普段ならこの時間は人でごった返すロビーもこの通り。
↑ロビーに展示されている賜杯も余裕で撮影できました。
快適なマス席
自分の席の東側のマス席に向かいます。
↑1マスに座布団がひとつ!
普段なら1マスに座布団が4つなので、いかに窮屈な状態かというのがわかります。
このマス席の真ん中に座って他の人との距離をとってくださいということですね。
↑見え方はこんな感じ。東側の通路に近い位置なので、東側の力士の入退場がよく見えます。(横綱土俵入り後の白鵬。太刀持ちは石浦と炎鵬)
定着している新しい応援スタイル
大相撲というと、ヤジや歓声が飛び交うもの。
しかしそこは見ている側もしっかり理解しており、拍手で応援するスタイルが完全に定着していました。
みんなマスクもしっかり着用(そもそも着用してなければ入場できない)し、うるさい人もいない。
力士の息遣いやぶつかりあう音はしっかりと聞こえるし、拍手で盛り上がることでライブ感もあります。
快適な環境で、純粋に相撲観戦が楽しめました。
飲食には気を遣う
飲食はなるべくお控えくださいと注意書きにある通り、飲み物は一瞬マスクを外して飲むくらいで、用意していった焼鳥とシュウマイは食べれる雰囲気ではなかったです。
アルコール禁止なのは非常によいことで、相撲観戦に行くとだいたいいる酔っぱらいがいないというのは大きかったです。
↑国技館名物の焼鳥と崎陽軒のシュウマイは家に帰ってから食べました
腹ごしらえはしっかりしてから行きましょう。
今しかできない激レア体験ができた
まとめると、7月は普段名古屋開催なので夏の両国で観戦できたこと、マス席を独占できたことは一生の思い出になりそうです。
相撲を観に行きたいけど、周りに相撲好きがいなくて行けない!という人にとっては今がチャンスなのではないでしょうか。
9月場所もこの観戦スタイルなら見に行きたいなと思いました。
最後に、感染者が出ることなく無事に本場所を終えることを祈念してこの記事を締めくくりたいと思います。