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機械式駐車場の操作からUI・UXを考えさせられた件

 

新しいマンションに引っ越しをして、駐車場が敷地内の機械式駐車場になりました。

機械式駐車場のイメージとしては、雨や雪や槍が降っている日は傘を刺しながら操作をし、自分の車を入出庫できる状態にするという悲しいプロセスがあるので、今回こそはパネル操作の必要がない下段を選択しました。

機械式駐車場の鍵は不要で、そのまま入出庫できると思っていたら、見事にどハマりしてコールセンターに電話までかけることになってしまいました。

尊敬する山田竜也さんの言葉を拝借すると、魂の震えるUIUXでしたということになります。

初めて車庫入れしようとした日にまず驚いたのが、下段のパレット(車を格納するところ)に、膝の高さほどのゲートがありました。

つまり、下段であろうと操作パネルからゲートを開ける操作が必要になるというわけです。

 

操作してみた

 

事前に白黒の操作説明書はあり、それを見ながらゲートを開けようとしたのですが、もう全然操作の仕方がわからない。

ゲートが開くプロセスはこんな感じでシンプルといえばシンプルですが、これすらできなかったのです。

1.鍵を刺す

2.パレット番号入力

3.安全確認ボタンを押す

4.暗証番号入力

5.無人確認入力ボタンを押す

6.ゲートが開く

操作パネルでは、フローに沿って今どの段階ににいるかを、なんと1色のランプが点滅してナビゲーションしてくれます。

 


↑操作ボタン多杉www

 

ナビゲートの問題

2.3.4の操作をするとき、2のパレット番号入力後に、3の確認ボタンを押すことを誘導するために、ランプのナビが一旦右に進んだ後、4の暗証番号入力のため、再びランプの点滅位置が戻り、赤の点滅を始めます。

 

ランプの色の問題

パレット番号入力するときと、暗証番号入力するときのランプが同じ箇所が同じ色(なんと一色なので)どちらを入力するプロセスなのかわからない。

つまり、自分が今何を入力すべきなのかをナビゲートするはずのランプが見事に混乱させていました。そして、無人確認入力ボタンというのが操作パネルとは別の位置にあり、意味がわからない。

 

操作パネルと説明書の問題

操作パネルのところにも写真のように操作手順が書いてあるんですが、この手順と説明書の操作手順の番号が一致していない。

 

ついにコールセンターに電話

 

10分くらいひたすら操作しまくり、もはや不審者レベルになりかねないので、コールセンターに電話したら、「こちらは受付ですので番号教えて。担当から掛け直すわ。」

と言われ、15分後にコールバックがある。

もう、むこう3年分ほど魂が震える体験をしてきました。

 

 

↑性も根も尽き果てた状態で駐車する様子

 

改善ポイントを考えてみた

 

・パレット番号と暗証番号の入力時のナビゲーションの色をせめて分けてほしい

・もはや指紋認証でいい

・コールセンターが操作方法を説明できるように

・ランプのナビゲーションじゃなくて、液晶で「アンショウバンゴウ?」とか表示してほしい

箇条書するとこんな風になるんですが、課題の共通点はUIUXの設計思想が、機械式駐車場を知ってる前提になっていること。

初めて機械式駐車場の操作をする人は、ほぼ確実に操作できないでしょう。

ユーザはある程度わかっているくらいの感覚なのかもしれないです。

 

これって他人事ではない

 

これはウェブサイトに置き換えたときにも、あり得ることなのかなと改めて思ったわけです。

ユーザのペルソナから、最大公約数に合わせてサイトのUIUXは設計しているわけですが、それでもユーザは思い通りに行動できないこともあるのだなぁと。

やはりこういうものはユーザテストをしてみないと自己満足のサイトに陥りかねないということを再認識させられた経験でした。